WordPress|”公開に失敗しました。返答が正しいjsonレスポンスではありません。”の原因

こんにちは。KYOです。

今回は、WordPressのお話です。

過去の記事では記事の更新に失敗した時の体験談と解決策について述べましたが、実は、記事の公開に失敗するという事態にも見舞われました。

更新に失敗した時の対策でも言及した通り、記事の公開に失敗する原因はケースバイケースであるため、本記事で解説する方法が全てに通用するとは限らない点を予めご留意ください。

WordPress|「公開に失敗しました。返答が正しいjsonレスポンスではありません。」の原因

ある日のこと、記事を公開しようとしたところ、「公開」のボタンを押すと以下のエラーメッセージが表示されました。

「公開に失敗しました。返答が正しいjsonレスポンスではありません。」

「jsonレスポンス」が一体何を意味するのか不明でしたが、対策法を調べて試行錯誤したところ、主に以下の原因であることが挙げられていました。

(1)サーバーのPHPを最新バージョンにする

(2)WordPressアドレスとサイトアドレスの不一致

(3)プラグインが干渉している

(4)キャッシュが干渉している

(5)Gutenbregの不具合

一つずつ解説していきます。

サーバーのPHPを最新バージョンにする

私の場合はサーバーのPHPを最新バージョンに変更することで問題が解消されました。

私が契約しているサーバーは「wpX」であるため、これを基準に解説していきます。

まずwpXにログインし、右側の「サーバー管理」から「インストール済みWordPress一覧」を開きます。

すると、現在使用しているWordPressの一覧が表示されるため、問題が発生しているWordPressの「設定」をクリックし、以下の画面に移動します。

上記の通り、「PHPバージョン切替」という項目をクリックして以下の画面に進みます。

2024年7月24日現在、PHPの最新バージョンは「PHP 8.3.7」および「PHP 8.2.9」となっているため、いずれかに変更します。

これでPHPをバージョンを最新に切り替えることが出来ます。

私の場合はこの方法で記事を公開することが出来るようになり、エラーが解消されました。

WordPressアドレスとサイトアドレスの不一致

「WordPressアドレス」「サイトアドレス」が一致していない場合、記事の公開に失敗するエラーが発生してしまうようです。

WordPressアドレスとサイトアドレスは、WordPressのダッシュボードから「設定→一般」の項目で確認することが出来ます。

実は、過去に記事の更新に失敗した場合の原因が2つのアドレスが一致していないことでした。

2つのアドレスを一致させる方法については以下の記事で解説しているため、そちらを参照して下さい。

プラグインが干渉している

使用しているプラグインにも相性があり、プラグイン同士が干渉したり、プラグインとWordPress(テーマ)が競合を起こしてエラーを出すことがあります。

これは使用しているプラグインやWordPress(テーマ)によって様々なエラーが起きるため、記事の公開に失敗するエラー以外にも多種多様な不具合が起きます。

そのため、今回のエラー以外にもプラグインを停止するという手段は非常に有効な打開策となり得ます。

プラグインを停止するには「ダッシュボード→プラグイン→インストール済みプラグイン」の順番で進み、最後の項目のページから無効化の処理を行います。

一つずつ無効化しても問題ありませんが、「□プラグイン」の□に☑を入れると、全てのプラグインに☑が入り、一括で同じ処理を行うことが出来ます。

デフォルトでは「一括操作」に設定される項目ですが、この項目をプルダウンさせると「無効化」を選択できるようになります。

無効化にした状態で右隣になる「適用」をクリックすると、全てのプラグインを一括で無効化させることが可能となります。

もし全てのプラグインを停止した後に記事の公開に成功すれば、エラーの原因はプラグインの干渉だったことになります。

ただ、この状態ではどのプラグインが干渉しているのか不明であるため、問題のプラグインを特定するためには一つずつ無効化を解除していく必要があります。

特定のプラグインの無効化を解除した時に記事の公開エラーが解消されれば、そのプラグインが原因だということが分かります。

原因を特定した後は当該プラグインを再び無効化すれば、エラーは解消され、記事を公開できるようになります。

キャッシュが干渉している

今回のエラーにはキャッシュが干渉しているケースもあります。

キャッシュとは、1度閲覧したWebサイトの情報を一時的に保存しておくシステムのことです。

このシステムがあることで、1度閲覧したWebサイトの表示速度を上げることが可能というわけです。

ただ、このキャッシュが累積していくことで、様々なエラーが起きてしまうことが多々あります。

そのため、今回のエラーに限らず、何かしらの不具合が出た時は先ほどのプラグインと同様に、キャッシュを削除するというのは非常に有効な打開策となり得ます。

削除するキャッシュは「Webサイト」と「WordPress」の2種類になります。

Webサイトのキャッシュを削除する方法は使用しているブラウザによって異なるため、本記事での解説は割愛します。

「あなたが使用中のブラウザ名」「キャッシュの削除方法」などのキーワードで検索して、Webサイトのキャッシュの消し方をお調べ下さい。

WordPressのキャッシュを削除にはプラグインを利用するのが最も簡単です。

本記事では「WP Fastest Cache」を使用したキャッシュの消し方を解説いたします。

まず、ダッシュボードにアクセスして「プラグイン→新規プラグインを追加」の順に進みます。

新規プラグインを追加のページを開いたら、検索窓に「WP Fastest Cache」と打ち込みます。

WP Fastest Cacheが表示されたら「今すぐインストール」をクリックして、「有効化」を行います。

すると、ダッシュボードの最上部に「Delete Cache」という項目が出現するため、これにカーソルを合わせると「Clear All Cache」がプルダウンで表示されます。

「Clear All Cache」をクリックすると、これで自動的にWordPressのキャッシュが全て削除されます。

この操作を行っても画面上で特別な変化はありませんが、問題なくキャッシュは削除されているため心配ありません。

Gutenbregの不具合

現在の編集エディターは「Gutenbreg」がデフォルトで設定されていますが、これが不具合を起こしている可能性があります。

そのため、旧編集エディターである「Classic Editor」に戻すことで、記事の公開エラーが解消されるケースがあります。

本サイトでは「Cocoon」というテーマを使用していますが、このテーマでは「Cocoon設定→Cocoon設定→エディター」の順で進むと、「エディター共通設定」という項目が出てきます。

デフォルトでは「Gutenbergエディターを有効にする」の□に☑が入っており、この☑を外すと自動的にClassic Editorに変更されます。

もしCocoon以外のテーマを使用していた場合は、「新規プラグインを追加」で「Classic Editor」を検索すれば、Classic Editorのプラグインを追加することが出来ます。

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