お名前ドットコムから不正請求?身に覚えのない未払いの請求が来たら?

こんんちは。KYOです。

今回は、お名前ドットコムのお話です。

過去の記事ではRSプランを解約した体験談を掲載しましたが、私自身はRSプランに申し込むつもりは一切ありませんでした。

実は、私と似たような体験談がSNSを中心に散見され、「お名前ドットコムから身に覚えのない請求が来た」という事案が発生しているようです。

私の実体験を踏まえながら、今回は「お名前ドットコムから来た身に覚えのない請求」について解説します。

お名前ドットコムから身に覚えのない未払いの請求が来た?

私も含め、お名前ドットコムから身に覚えのない請求が来た場合、それは以下の2パターンに大別できると思われます。

[1]抱き合わせ販売に本人が気づいていない

[2]詐欺(不正請求)

以下で順を追って説明いたします。

抱き合わせ販売に本人が気づいていない

私の場合が[1]で、冒頭でお話したRSプランがドメインとレンタルサーバーの抱き合わせ販売だったのです。

当初、私は「.jp」というドメインのみを取得するつもりで、このドメインの価格は440円でした。

しかし、いざ決済画面に移ると、なぜか「0円」と表示されており、不信に思いつつもそのままクレジットカードで決済してしまいました。

この時何が起きていたのかというと、ドメインに加えてレンタルサーバーも同時に申し込む設定になっていたのです。

RSプランというのはドメインとレンタルサーバーを同時に申し込むプランで、これにより、ドメインの取得料金および更新代が無料になるというサービスでした。

私自身はレンタルサーバーに☑を入れていなかったのですが、お名前ドットコムではドメインを取得しようとすると、最初からレンタルサーバーに申し込むという設定になっているのです。

そのため、決済画面の段階で、「レンタルサーバー」という項目の右側に表示されているゴミ箱のマークをクリックして、レンタルサーバーの項目を削除する必要があります。

私がRSプランに申し込んでしまった事実に気づいたのは、申し込み完了後に送られて来たメールでした。

そのメールにはドメイン代に加えてレンタルサーバーの契約が完了したことが記載されていたのです。

実際に送られて来たメールがこちらです。

私が申し込んでしまったRSプランは「無料期間2ヵ月+有料期間3ヵ月」の5ヵ月縛りとなっていて、最初の2ヵ月は料金が発生しない仕様でした。

そのため、このメールを見落としていたら、料金の引き落としが始まる3ヵ月目になって初めて気づくことになっていたはずです。

この事実に気づいた私はRSプランを解約すべく即行動を起こし、結果的にRSプランを無料で解約することが出来ました。

解約までの経緯はこちらの記事でまとめていますので、参考になれば幸いです。

お名前ドットコムから身に覚えのない請求が来たというパターンの多くが「抱き合わせ販売に本人が気づいていない」というもので、私が正にこの状態でした。

私以外の事例では「ドメインプロテクション」というオプションが抱き合わせ販売になっており、これに気づかず申し込んでしまったというケースが確認されました。

これは2021年当時の情報なので、現在はドメインプロテクションがデフォルトでセット販売になっている仕様ではなくなっているはずです。

少なくとも、私はドメインとドメインプロテクションが抱き合わせ販売になっているケースに遭遇したことはなく、過去のメールを見返しても、この件でお名前ドットコムから請求が来ていたという事実はありませんでした。

ただ、お名前ドットコムから身に覚えのない請求が来たという方は、どのプランやサービスの料金が未払いになっているのかを確認して下さい。

未払いの料金が「RSプラン」や「ドメインプロテクション」だった場合、抱き合わせ販売になっている事実に気づかずに自分で申し込んでしまった可能性が高いと思われます。

この他のサービスとしては「Whois情報公開代行」というサービスが存在しますが、これは有料無料のパターンがあります。

公式サイトの説明がこちらです。

Whois上で表示される情報を、お名前.comの情報に代えて掲載するサービスです。

通常「1,078円/年」のところ、ドメイン登録と同時にお申し込みいただいた場合、無料の「0円/年」でご利用できます。

※「その他の料金」より引用

ドメインと同時にWhois情報公開代行を申し込んでいれば無料で利用できるため、この件でお名前ドットコムから請求が来ることはありません。

ただ、Whois情報公開代行に関して未払いの請求が来た場合、それは自分が見落として申し込んでしまった可能性があります。

しかし、Whois情報公開代行を設定しておかないと、ドメイン所有者の個人情報(名前・住所・電話番号など)が世界に公開されてしまいます。

そのため、意図せずWhois情報公開代行の請求が来たとしても、このオプションは継続して利用した方が良いと思われます。

詐欺(不正請求)の報告あり

お名前ドットコムから身に覚えのない請求が来た場合、現在または過去に同社のサービスを利用していたことがあるのであれば、それは先に解説した「抱き合わせ販売」の可能性が高いと考えられます。

ただ、現在にも過去にもお名前ドットコムを一切利用したことがないにも拘わらず、同社から未払いの請求が来た場合、それは詐欺(不正請求)の可能性があります。

勿論、これはお名前ドットコムが詐欺をはたらいているという意味ではなく、同社の名前を騙って、全く無関係の組織が不正請求を行っているというものです。

お名前ドットコムの公式サイトでも同社の名を騙ったフィッシング詐欺について注意喚起がなされているため、このような不正請求は全国各地で多発しているのでしょう。

また、これ以外ではクレジットカードの情報が漏洩したことによる不正請求も起きています。

例えば、Yahoo!知恵袋では身に覚えのない請求について以下の情報が投稿されていました。

お名前ドットコムについて。

先月クレジットカードの請求で「お名前ドットコム」から2円の請求が4件ありました。

¥2くらいなのであまり気にならなかったのですが、今月に入って同じ「お名前ドットコム」から¥1429の請求が3件来ました!

全く登録した覚えがないのですが、どうすればいいでしょうか?

私も9月にクレジットカード会社から不正利用があったと連絡があり、カードを再発行しました。

不正利用された日と同じ日に引き落としがあったので、クレジットカード会社に電話してこれも同じく不正利用との事になりました!

※「Yahoo!知恵袋」より引用

この質問者の場合、自身のクレジットカードが第三者に悪用されてしまい、その結果、身に覚えのない請求が届いてしまったのです。

当然ながら、これは他人のクレジットカードを不正に利用したものなので、クレジットカード会社から被害の補償がなされています。

ただ、この質問者のようにクレジットカードの明細の異変に気付かなかった場合は不正な請求が継続していたことになります。

しかし、不正請求による被害額の全てが補償されるわけではないことに注意が必要です。

例えば、三井住友カードや楽天カードでは「利用者が被害に気づいてカードを停止して日から遡って60日前まで」の被害を補償すると規定されています。

つまり、60日よりも前の被害については補償の対象外となるのです。

クレジットカード各社によって補償期間は異なりますが、全てに共通して言えることは、「不正請求の被害に遭ったとしても全ての期間および金額を補償してはもらえない」ということです。

そのため、クレジットカードの利用明細は毎月チェックするが非常に大切と言えます。

なぜ請求の通知を見落としてしまうのか?

詐欺などの不正請求の場合を除いて、なぜ「身に覚えのない請求」が発生してしまうのでしょうか?

その理由の一つが「抱き合わせ販売に気づかないこと」であることは既に述べた通りですが、これ以外に、お名前ドットコムから頻繁かつ大量にメールが送られてくるという問題も見過ごせません。

特にお名前ドットコムから送られてくる「メールニュース」の配信を停止していないと、契約や支払いに関する重要な通知が営業メールに埋もれてしまう可能性があります。

お名前ドットコムから送られてくるメールには以下の種類が存在しています。

(1)お知らせメール

(2)ドメイン更新の案内

(3)SMSの受信

(4)ドメイン更新案内のはがき

人のよってどのメールを受信するのかはケースバイケースですが、特段の事情がなければ(2)のみ受信するだけで問題ないでしょう。

実際のところ、私は(2)にしか受信する設定にしていませんが、これまでに契約や請求に関する重要なメールを見逃したことはありません。

かつては(1)も受信する設定にしていたことで、毎日のように複数の営業メールが送られてきたため、即座に配信を停止しました。

このように不要な通知(メール)を停止するだけで、身に覚えのない請求にいち早く気付くことが出来るので、不要な通知は全て配信停止にした方が賢明です。

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