こんにちは。KYOです。
今回は、「お名前.com」のお話です。
先日、お名前.comで「.jp」というドメインを取得したのですが、その時、契約した覚えのないレンタルサーバーがセットでついて来てしまいました。
ドメイン+レンタルサーバーのセットは「RSプラン」というもので、これに加入すると、取得したドメイン代の取得料金や更新代が無料になるなど、複数のメリットが存在しています。
ただ、問題なのは、私自身がこのRSプランに加入した覚えが一切なかったという点です。
今回は、RSプランに加入してしまったタイミングとその解約方法について解説します。
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お名前.comでは勝手にレンタルサーバーがセットになったRSプラン設定になっている
一切契約した覚えのないお名前.comのレンタルサーバーでしたが、後に調査したところ、確かに私はレンタルサーバーも申し込でんでいました。
実は、新規ドメインを取得した時、決済前の画面には「レンタルサーバーも同時に申し込む」という内容が表示されていたのです。
つまり、お名前.comでは新規ドメインを取得すると、デフォルトでレンタルサーバーも申し込むという仕様になっているというわけです。
これが最大のトラップで、私がレンタルサーバーを申し込んだ記憶が一切なかった理由です。
X(旧Twitter)では同様の声が多数上がっており、「契約した覚えのないレンタルサーバーの請求が来た」という投稿が多数確認されています。
この方たちも決済画面に表示されている「レンタルサーバーも同時に申し込む」という文言を見落としてしまったがために、ドメイン+レンタルサーバーがセットになったRSプランに申し込んでしまったというわけです。
もちろん、決済画面には「レンタルサーバーも同時に申し込む」という文言が記載されているため、我々の注意不足が原因と言われればそれまでです。
さらに、私の場合、決済を実行する前に”ある異変”に気づいていました。
実は、「.jp」のドメイン取得料金は440円だったのですが、いざ決済画面に移ると「0円」と表示されていたのです。
RSプランでは申し込み特典としてドメインの取得料金が無料になるため、これが適用されていたというわけです。
そのため、一瞬だけ「あれ?変だな?」とは思ったものの、「何かのキャンペーン中で今回だけドメイン代が0円なのかな」と私は悠長に考えてしまいました。
その結果、私は意図せずレンタルサーバーも同時に申し込んでしまったのです。
確かに、私の確認不足が原因ではありますが、お名前.comの設計も不親切だと感じています。
本来であれば、自分が申し込むサービスだけにチェック(☑)を入れるのが世間一般の常識で、それが普通の感覚です。
そのため、まさか自分が☑を入れていないサービスがデフォルトで申し込む状態になっているとは考えもしないでしょう。
例えるなら、自分で直接入れたわけでもない商品がスーパーのカゴに入っている状況です。
私が申し込んだRSプランは最初の2ヵ月が無料で利用できる代わりに、最低3ヵ月は有料で契約しなければならない仕様でした。
無料期間2ヵ月+最低利用期間3ヵ月(有料)で、最短で5ヵ月間もの利用縛り
そのため、約1,500円の月額利用料金が3ヵ月発生してしまい、約4,500円の出費が確定してしまう事態に直面していました。
この事態を何とか打破すべく、私はお名前.comのサポートにRSプランを解約した旨の連絡(メール)を入れることにしました。
RSプランの解約に成功した
RSプランを解約すべく、ダメ元でサポートセンターに以下の文面をメールしました。
いつもお世話になっております。
今回、ドメインのみを新たに取得しようとしたところ、
誤って【RSプラン】というレンタルサーバーとのセット契約をしてしまいました。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■サービス内容■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━会員ID…………………………….: ××××
請求番号…………………………..: ××××
ご請求日…………………………..: 2024/04/07プラン名称…………………………: RSプラン
初期サブドメイン……………………: ××××××××××××.onamaeweb.jpこちらの確認不足であることは重々承知しておりますが、レンタルサーバーの契約はキャンセルして頂くことは可能でしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願い致します。
すると、サポートセンターから以下の回答がありました。
KYO 様
この度はご申請いただき、まことにありがとうございます。
特例解約申請を受領いたしました。
あらためて担当者よりご返信差しあげますので、
今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。
なんと、ダメ元で解約申請を送ったところ、その申し出を受理してくれたのです。
この回答に続いて、サポートセンターより以下のメールが送られてきました。
ご担当者 様
お問い合わせいただき、まことにありがとうございます。
お名前.com お客様センター ××です。
このたびお申し出いただいたご事情を鑑み【キャンセル】手続きを承りさせていただきたく存じます。
大変お手数ではございますが、
下記注意事項を確認のうえで下記URLより【2024年4月12日】までにご申請をいただきますようお願いいたします。———————————————————-
【契約プラン情報】
———————————————————-
プラン名 :RSプラン
ドメイン名:×××.jp※上記は特例解約申請時に必要な情報でございます。
———————————————————-■特例解約申請フォームURL
https://navi.onamae.com/specialcancellation/pd?show_bank_info=false
(※現在上記URLは失効済み)お客様からのご申請を確認次第、キャンセル手続きを進めさせていただきます。
上記の通り、今回に限り特別にRSプランの契約をキャンセルして頂くことに成功しました。
サポートセンターに連絡をすると「特例解約申請フォーム」のURLが送られてくるので、そこからRSプランを解約する流れになります。
ただ、「特例」と記載があるため、いつでも誰でも解約申請が受理されるとは限らない点に注意が必要です。
これはあくまで私自身が解約に成功した事例なので、他の方にも解約を保証する内容ではないことにご留意ください。
しかし、相手も感情を持った人間であるため、解約を申請する際には低姿勢を心がけましょう。
もし私が威圧的(高圧的)な態度でメールを送っていたら、対応に当たったサポートセンターの方も解約申請を受け付けてくれなかったかもしれません。
お名前.comの設計が不親切であることは否めませんが、こちらの確認不足という点も事実であるため、相手の非を責め立てるのではなく、低姿勢で解約をお願いするスタンスで臨んだ方が良いでしょう。
なお、この特例解約申請フォームで解約が可能なのはレンタルサーバーのみで、取得したドメインはいかなる場合でも解約することは出来ません。
また、レンタルサーバーを解約すると、そのサーバーのデータは全て削除されてしまい、復旧することも不可能となります。
意図せずレンタルサーバーを申し込んでしまった方からすればサーバーのデータが削除されようが、復旧が出来なかろうが問題はないため、この点は心配無用なはずです。
RSプランの請求を無視するとどうなる?
RSプランに意図せず申し込んでしまった場合でも、解約申請が受理されなければ、当然の如く支払いの請求が来ます。
支払い方法にクレジットカードを選択していた場合は自動的に料金が引き落とされてしまいますが、口座振り込みなどを選択していた場合で、なおかつ入金が確認できなかったケースでは、お名前.comから請求を依頼するハガキ(通知)が届きます。
Xでも同様の報告がなされており、中には「債権回収・法的措置予告」と題されたハガキが届いた方もいました。
このハガキが届いても入金をしなかったり、何の反応も示さなかった場合には債権回収会社や弁護士などが動き出す可能性があります。
最悪の場合、訴訟に発展する可能性もあるため、こうしやハガキや通知が届いた場合には直ちに何らかのアクションを取る必要があります。
現実的に考えて取り得るアクションは以下の2つのいずれかです。
(2)解約の申請をお願いする
最も現実的なのは(1)で、請求書に記載された料金を速やかに支払います。
確かに、自分で契約した記憶がないサービスに対して料金を支払うことに抵抗を感じる方が大半でしょう。
ただ、いくらお名前.comの設計が不親切とはいえ、「レンタルサーバーも同時に申し込む」という文言を見落としてしまったことも紛れもない事実であるため、今回の件は勉強代と割り切るしかありません。
続いて(2)ですが、この時点で解約の申請を”お願い”してみるのも手です。
RSプランには無料で利用できる期間があり、この期間は引き落としが実行されないため、RSプランに加入していることに気づけない方が多くいると思われます。
そのため、このハガキ(通知)が来た時点で初めて自分がRSプランに加入していた事実を知ったことを記載し、それを理由に契約の破棄をお願いしてみるというわけです。
しかし、このハガキが来てといるということは、RSプランに加入して数ヵ月が経過しているため、解約は受理されない可能性が高いと思われます。
それでもお願いしてみるだけなら無料ですし、リスクもないことから、これこそダメ元で連絡してみても良いはずです。
もし解約が受理されなければ、今回は勉強代だと割り切って素直に料金を支払いましょう。
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