こんにちは。KYOです。
今回は、WordPressに関するお話です。
過去の記事ではWordPressに出来なくなった場合の対処法について解説しましたが、本記事では「変更後のログインURL」を忘れてしまった場合について解説します。
●503エラーの原因と解消方法|サーバーのアクセス制限を解除した話
●500エラーの原因|WordPressのhtaccessを編集する方法
●WordPressの画面が真っ白で表示されないエラーが起きた時の対処法
序論|WordPressのURL(初期設定)は?
初期設定ではWordPressのログインURLは「/wp-admin/」もしくは「/wp-login.php」が末尾になっています。
そのため、URLを忘れてしまったとしても、「あなたのドメイン」に「/wp-admin/」もしくは「/wp-login.php」を付け加えれば、ログイン画面に移行することが可能となります。
しかし、本記事ではこのログインURLを変更しており、なおかつ、その変更後のURLを忘れてしまった場合の対処法を解説しています。
変更後のURLを忘れてしまった場合の確認方法
変更後のURLを忘れてしまった場合、そのURLを確認する方法は以下の状況によって異なります。
(2)「.htaccess」から調べる場合
一つずつ解説していきます。
プラグインでURLを変更した場合
ログインURLを変更する際にプラグインを使用した場合、このプラグインを一時的に停止することでWordPressに再びログインすることが可能になります。
ログインURLを変更するプラグインには「SiteGuard WP Plugin」や「WPS Hide Login」などが挙げられますが、いずれの場合も方法は同じです。
これらのプラグインを停止するためにはサーバーのファイナルマネージャにログインする必要がありますが、本記事ではwpXの元に説明を進めます。
ただ、大手のサーバーであればファイナルマネージャの機能が実装されているため、大枠のステップを同じなので以下の解説を参考にしてプラグインを停止して下さい。
まずwpXにログインし、「インストール済WordPress一覧」より、ログインURLを失念してしまったサイトの「設定」をクリックします。
すると、「WordPress設定」のページが開くため、「FTPアカウント設定」の「設定する」を開きます。
そこから、「設定変更」を押し、「利用設定」をONにしてから、「FTP接続先フォルダ変更オプション」の「全てのファイル・フォルダにアクセスする」に☑を入れます。
その後、「設定変更(確認)→設定編集(確定)」の順番に進みます。
これでFTPアカウントの設定は完了したため、再びWordPress設定のページまで戻って今度は「ファイナルマネージャ」にログインします。
ページが変遷すると、そこにはWordPressに格納されているファイルやフォルダが一覧で表示されています。
今回は、ログインURLを変更したプラグインを探しているため、「wp-content→plugins」の順番でクリックします。
pluginsの中にはWordPressにインストールしてあるプラグインが存在しており、この中からログインURLの変更に使用したプラグインを特定します。
本記事では「SiteGuard WP Plugin」もしくは「WPS Hide Login」の使用を想定しているため、これらのプラグインの左端にある□に☑を入れて、右端にある「ファイル名の変更」を押して任意のファイル名に変更します。
変更するファイル名は何でもよく、「SiteGuard WP Plugin_A」でも「SiteGuard WP Plugin_B」でも構いません。
インストール時のファイル名と異なるファイル名にすることで、一時的にプラグインの機能を無効にすることが出来ます。
ファイル名を変更したら必ず「保存する」を押し、変更した情報を確定させて下さい。
この方法でプラグインを無効化すると、WordPressのログインURLが初期設定に戻っているため、以下のURLを打ち込むとログイン画面が表示されるはずです。
●https://あなたのドメイン/wp-login.php
上記URLでWordPressにログインしたら、URLを変更したログインを再び有効化し、変更後のURLをメモしておいて下さい。
「.htaccess」から調べる場合
「.htaccess」を参照することで、変更後のログインURLを調べることが出来ます。
「.htaccess」を参照するためにはサーバーのファイナルマネージャにログインする必要がありますが、途中までの手順は先ほどと同じであるため、ここではファイナルマネージャにログインした後から説明します。
ファイナルマネージャにログインした後、「.htaccess」の左端にある□に☑を入れて、右端にある「編集」をクリックします。
すると、「.htaccess」のコードが表示されるため、この中から以下のコードを探して下さい。
RewriteRule 〇〇〇〇(.*)$ wp-login.php$1[L]
このコードの内、〇〇〇〇の部分が変更後のログインURLになります。
つまり、以下のURLが変更後のログインURLとなります。
https://あなたのドメイン/〇〇〇〇/
上記の方法で変更後のログインURLはいつでも確認することが出来ますが、URLを忘れる度にこうした手順を踏むのは非常に面倒なので、変更後のURLはメモするなどして忘れないようにしましょう。
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