WordPress｜functions.phpでログインURLを変更する方法

こんにちは。KYOです。

今回は、WordPressのログインURLを変更する方法について解説いたします。

別の記事では変更後のログインURLを忘れてしまった場合について解説していますので、是非そちらもご覧ください。

WordPress｜ログインURLを「functions.php」から変更する方法

WordPressのログインURLを変更する方法は複数ありますが、本記事では「functions.php」を編集する方法をご紹介します。

まずWordPressのダッシュボードにアクセスした後、「外観→テーマエディター」を開きます。

現在使用しているテーマ（子テーマ）を選択して、「テーマのために関数（functions.php）」をクリックします。

すると、以下の画面が開くため、末尾にコードを追加することでログインURLを変更することが出来るようになります。

末尾に追加する新しいコードがこちらです。

function custom_login_url() { return home_url('/変更後のログインURL'); // 新しいログインURLを設定します } add_filter('login_url', 'custom_login_url');

「変更後のログインURL」の部分は任意のURLを入力して下さい。

設定が完了した後はこれが変更後のログインURLになるため、忘れないようにメモしておくようにしましょう。

上記のコードを追加し、変更後のログインURLを設定した後は必ず「ファイルを更新」のボタンを押して編集した情報を確定させて下さい。

functions.phpにコードを追加しただけでは新しいログインURLを機能しません。

変更後のログインURLを機能させるためには「.htaccessファイル」も編集する必要があります。

「.htaccessファイル」はサーバーに設置されており、サーバーのファイナルマネージャから編集を行います。

本記事ではwpXを基準に解説していますが、主要なサーバーであればファイナルマネージャは実装されていると思われるため、以下の手順を参考にして下さい。

wpXにログインした後、「インストール済WordPress一覧」を開き、ログインURLを変更したいWebサイトの「設定」をクリックします。

すると、「WordPress設定」のページが開くため、「FTPアカウント設定」の「設定する」を開きます。

ページが変遷したら「設定変更」をクリックし、「利用設定」をONに変更します。

これをONにすると、FTPアカウントへのアクセスが可能となります。

次のページに移ったら、「FTP接続先フォルダ変更オプション」の「全てのファイル・フォルダにアクセスする」に☑を入れます。

その後、「設定変更（確認）→設定編集（確定）」の順番に進みます。

以上でFTPアカウントの設定は完了したため、今度はWordPress設定のページまで戻って、ファイナルマネージャにログインします。

ログインするとWordPressにインストールされているファイルやフォルダが一覧で表示され、この中から「.htaccessファイル」を探します。

「.htaccessファイル」を特定したら、左端の□に☑を入れて、右側にある「ファイルの編集」をクリックして以下のコードを新たに追加します。

RewriteRule ^login$ /変更後のログインURL [NC,L]

先ほどと同様に、「変更後のログインURL」の部分は変更後のログインURLに設定して下さい。

なお、注意点として、「変更後のログインURL」は「functions.php」と「.htaccessファイル」
が完全に一致していることを十分に確認して下さい。

両者のログインURLが完全に一致していないと、ここまでの手順を踏んでもログインURLが変更されません。

「functions.php」と「.htaccessファイル」の編集が正常に完了すれば、今後は変更後のログインURLからWordPressにアクセスすることが出来るようになります。

ログインURLを変更する方法は複数ありますが、functions.phpを編集するメリットはプラグインを使用しないため、予期せぬエラーや不具合が発生しないことです。

確かにプラグインをすれば、今回の方法よりも簡単にログインURLを変更することが出来ます。

ただ、導入したプラグインによっては、既に有効化してあるプラグインやテーマと相性が悪く、Webサイトが十分に機能しなくなる恐れがあります。

また、Webサイトにログインできなくなったという問題も報告されているのです。

さらに、既にサポートが終了しているプラグインはセキュリティ面に問題があるため、あなたのWebサイトが第三者（攻撃者）に乗っ取られたり、コンテンツが改竄されてしまうケースもあり得ます。

こうした懸念点があることから、使用するプラグインは厳選し、無暗に数を増やさない方が賢明です。

functions.phpは非常にデリケートであるため、1文字でも記述をミスしてしまうと、それだけで画面が真っ白になってしまい、Webサイトにログインできなくなってしまいます。

そのため、functions.phpを編集する場合は自己責任で行って下さい。

実は私も過去にfunctions.phpを編集していて、その際にタイプミスで半角スペースを入力してしまったところ、画面が真っ白になってしまい、WordPressにログインできなくなったという経験があります。

もちろん、画面が真っ白になったとしても、そこから復旧させる方法はあるので、こちらについては以下の記事をご覧ください。